“わびさび”よりも、フランス風?
樽香が香る濃厚で芳醇な白ワインを思わせるオリジナリティあふれるビール。
香りは、第1印象は甘い。フラワー系を思わせる香り、その後にハチミツの香りがくる。最後に、樽で発酵を行ったような濃厚な白ワインを思わせるウッディーな香りが楽しめる。なんと、1本で3つもの種類の香りが第1印象だけで楽しめる。
外観は、少しブラウンがかったアンバー。濁りは少しある。ヘッドは意外としっかり目。
飲んでみると、最初にモルティ感があり、その後にビタネスがくる。ビタネスは、柑橘系のアメリカンなやつではなく、イングリッシュ系。ほどよく苦いといった程度。最後に例のウッディーな香りが楽しめる。これが結構なオリジナリティに溢れていて、一瞬、「あれ、白ワイン飲んでたんだっけ?」と思うほど。樽香を感じるようなドッシリとした白ワインを思わせることから、もしかしたら、ブルーチーズとのペアリングはバッチリかも?機会があったら試してみようっと。アフターは、ビタネスとウッディーな香味とが残り、様々な香りを持つ楽しいビールの余韻に浸れる。
以前飲んだ、“Rising Sun Pale Ale”でも思ったがベアードビールって、瑞々しいビールが多いのかな?“わびさび ジャパンペールエール”は、濃厚なのだが、どこか若い感じがする。ドリンカビリティに優れていてスルスルと行ける危険なビールかも。
このあたりについて、ベアードさんと何時かお話できたら良いな。
ウルケル田中