異端なビール会社が作る、お気に入りな従兄弟をイメージしたビール。
外観は、綺麗なゴールデン。ヘッドは少々立つ程度。ニゴリがほぼ無いので、モルティじゃ無いのかなと思ってしまう。
香りは、グレープフルーツ、レモンの柑橘系、少々ハチミツのような甘い香り。ホップがスゴく効いているが、干し草や、松ヤニなどを感じるまでには強烈では無い。
飲んでみると、一口で、おっ、こいつは美味いぞ!という感想。口当たりは少しトロっとした感じで濃厚なボディが第1印象、そして、柑橘系のビタネス、酸味も少し感じる。その後に、ハチミツのような甘い香味、そして、再度ビタネスが予想外にマイルドな感じで味わえる。
アフターは、モルティな甘みとビタネスとがほどよく絡み合い混然一体となって複雑な香味を演出。甘みと苦みそれぞれが邪魔をしなくてバランスが凄く良い。
パッケージからは昔のオジーオズボーンみたいな破天荒なビール?なのかと想像していたが、丁寧な作りのビールで意外とビックリ。とんでもなく苦いビールと思いきや、苦いけど甘みとのバランスが凄く楽しいビール。でも、アタック感のあるホッピーなビール。ホップ好きには凄くオススメなビールで、美味しいヨ。
ちなみに、アルコールは8%、IBUは100、結構強烈なビール。缶の説明だと、Double India Pale Ale、ホームページによると、West coast imperial IPAだそうです。缶とHPとでカテゴリ名が違うあたりが、良い感じ、細かいことは良く分かんないけど美味しいから良いジャンみたいな。まぁ、どちらのカテゴリにしても、強烈なホップキャラクタのビールってこと。
このブルワリーのホームページによると、普通のビールはツマンナイ、そんなの飲むなよ(Ordinary beer is boring; don’t drink it)って書いてある。ビールの缶のパッケージと同様に尖ったメッセージ!!
日本のクラフトビールの会社で、ここまで言い切る会社無い気がする。大手ビールも美味しいけど、ウチらのビールは自分たちが本当に飲みたいビール、とかのメセージはあるけど。Heretic Brewing Companyみたいなロック感がある尖った会社意外と好きです。日本じゃ滅多に見ないビールだけど、応援したくなるビールなんだな。
ウルケル“ロック”田中