ホップキャラクターを全面に押し出したベルギービール
その名もトリプルならず、トリプルホップ!
外観は、Duvelとほぼ同じで、綺麗なゴールデンで、濁りはなし。泡がきめ細かくて美味しそうに見える。一方で、“Duvel Triple Hop”は、Duvelより、ヘッドが控え目で、色は少しだけ濃い目。
香りは、シトラスの香りとオレンジの香りが少々。迂闊にも、オレンジよりも先にポン酢をイメージしてしまった。ホップキャラクター炸裂なビール。
飲んでみると、分厚めなボディにグレープフルーツを思わせるビタネスがシッカリと味わえる。アメリカンなビールの影響を受けたビールだとは思うが、アメリカ西海岸IPAほどのホップのアタックはない。一方で、味が色々と複雑で面白い。モルティとビタネスの後に、スポイシーな香味、レモンらしい酸味が少々。後口には、オレンジピールを思わせるビタネス。強いアルコール度数を飲んだなぁとビールが喉を通り、余韻を感じ始めたときにバナナの香りがフワッとくる。
ボイリングホップも沢山使っていると思うけど、香りが凄く複雑で、色々と立ち代り変化するあたりに、ドライホップもかなりの量なんじゃないかと思う。
これは、デザートとは合わなそうだけど、柑橘系のフルーツと一緒に飲むと、楽しめそうな気がする。
ウルケル田中