Caldera Brewing “Caldera Hopportunity Knocks IPA”

とろけるような絵が可愛いラベルだが、中身は男らしいIPA

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外観は、オレンジが入ったアンバー。濁りが有り、ヘッドは少々立つ程度で、泡はキメ細かい。

香りは、シトラス、カラメルの甘い香りと、バニラの香りが少々。カラメルの香りが強めのボディと高いアルコール度数を想像させる。実際にアルコール度数は6.8%と少々お高目。少し時間が経って温度が適温になると、華やかなフローラル系の香りと、トーストっぽいこうばしい香りが楽しめる。

飲んでみると、モルティな分厚いボディが第一印象で、その後、ウッディな香味があり、ビタネスがガッツリと、そして、シッカリとする。最後に、ビールが喉を通るあたりで、また、ウッディな香りが楽しめ、口の中には、ビタネスの余韻が残り続ける。コクがあって、さらにコクがあると言えるような、飲みごたえタップリのビール。苦味が長く続くので、ホップヘッド必携のビール。このビールのハイライトの一つであるビタネスは、IBU100超え、そりゃ、苦いはず。ド定番のスーパードライがIBU16なので、このビールの苦さが突出していることが数値で理解してもらえると思う。

ホームページによると、ホップはセンテニアルのシングルなので、センテニアルホップの特徴であるシトラスとフローラルの香りが分かり易い。なので、自称「初めての美味しいビールの相談員」のウルケルとしては、ホップの特徴を知りたい人にお勧めできる1本。Caldera Brewingのホームページによると、Beverage Testing Instituteで2012のゴールドを獲得しているそうです。

雑感ですが、モダンなセッションIPAで提供してホップのキャラクタを楽しむのも一つの手段ではあるけど、あえて、ドリンカビリティを求めずに、ホップとモルトのキャラクタの両方を楽しむ“クラシック”クラフトビールもやっぱり楽しいですよね。

 

ウルケル田中


Caldera Brewing “Caldera Hopportunity Knocks IPA”

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