Jack Hammerの派生品。Monk Hammerに続いて飲んでみました。
外観は、綺麗なゴールデン。濁りは少々あり。濁りは、ビールの主原料のものというより、Chiliのものっぽい感じ。Chiliは、パウダーで用いられているのかも。ヘッドは、少々立つ程度で、泡はきめ細かいです。
香りは、グレープフルーツを筆頭にして、レモン、マンゴーの香り。少し、エステル感もある。モルト系の香りは感じない。ちなみに、香りだけでは、“Chili”感は無く、いつもの美味しいBrewDogな香りです。と、このビールは色物と思っていたので、ガックリしていました。飲んでみると、この感覚が180度変わるのですが。。。
飲んでみると、ビタネスがガッツリ強めなIPA。そして、ドライなボディで、モルト感はあまりない。おー、いつものBrewDogな感じ、香りもノーマルなので、一応、Chiliを入れてみた程度なChiliビールなのかしらと思うと。。。ここからが大変、いやだぁー、凄い辛い。ビタネスを味わった後に、凄くスパイシーな辛みが。。。それも、度を越して強烈!でも、この辛みが何故か美味しい。
口から喉にビールが流れると、口がピリピリして、ビールが喉を通ると、喉がピリピリして、本当に楽しい。辛みとピリピリの両方で、Chiliを体感できます。当然、辛みもあるけど、私的にはピリピリが特徴に感じる。日本人的には、Chiliと聞くと、辛みが第一印象だけど、西洋人にはピリピリが第一印象なのかなとか思ったりして。
いやー、ジョークが効いているビールです。香りには、あまりChiliらしさは感じないが、唇、口、喉、舌の全てでChiliを感じ取れます。それでいて、ビールとしてちゃんと美味しい。クセになる美味しさ。本当に美味しいIPAです。そして、オリジナリティに溢れるビール。
ビタネス:4
モルティ:2
ドライ:4
酸味:2
スパイシー:5
炭酸:2.5
盛土麦子