このお店を勝手ながら一言で表現すると、「厳選」がしっくりくる。自分の周りで噂のお店「Night Owl」に行ってみました。
こちらのお店、以前は自分の庭の如く徘徊していたんだけど最近はメッキリ行かなくなった場所の一つである恵比寿にあります。恵比寿駅西口から歩いて1分程度なんですが、お店までの道のりがダンジョン的なので、お店で準備してくれている写真付きマップを片手にロールプレイイングゲームが如く、お店を訪ねるとスンナリ到着します。
お店は、ビルの奥まったところに位置しており、実に隠れ家的です。お店にたどり着いただけでも、何かイケナイことをやりにきた感覚です。
入口はこんな感じです。ビルに入っても、何処にあるか不安だったので、お店の扉を見つけた時は興奮してしまいました。正に、ロールプレイイングゲーム的な一瞬。
お店に入ると先客が無く、マネージャーが自分を迎えいれてくれました。こちらのお店、「試飲」で有名なお店で、それも、ビールを試飲させていただけます。ビールを試飲できる店なんて他には見たことがありません。そして、このお店の沢山ある特徴の内で、ビール好きには堪らないとこは、樽での扱いしか無いビールをグラウラーに入れて持ち帰ることができるところです。
ちなみに、このようなお店は恐らく日本でここだけだと思います。なので、初めて訪れた人は、どうやって、こちらのお店を利用してよいかもわからないかと思います。自分も、お店に到着するなり、どのようにして楽しめば良いのかわからず、あたふたしてしまいました。そんな自分に懇切丁寧にマネージャーが説明をしてくれました。
ウルケル(以下「ウ」):「こちらのお店、『ためしのみ』ができると聞いてやってきたのですが。。」
マネージャー(以下「マ」):「お好みのお酒のタイプは有りますか?」(というのも、後に知るのですが、こちらのお店のラインナップは、ワイン、日本酒、シェリーなど幅広いんです。)
ウルケル:「(IPA、ペールエールは当然すきだなぁ、と無言で考えた後)え〜と、ビールです。(緊張して、曖昧な回答をしてしましました。)」
マ:(曖昧な回答にも関わらず)「では、本日用意してあるビールを紹介させていただきます。。。」(と、フレンチレストランで本日のお勧めメニューを説明するが如く、言葉のみでビールの香味を懇切丁寧に説明してくれます。)
ウ:「では、タップリストの上から順に飲んでみます!」
マ:「かしこまりました。それでは、・・・」(と、有料試飲が始まりました。)
ちなみに、この日に飲んだビールは、こちらの3つです。
Maui Brewing Company “Pueo Pale Ale”
全て、他のお店では見たことがないビールばかり。変わったものを味わってみたかったら、是非こちらのお店に訪ねてみるべきかと思います。そして、グラウラーを使えば、そんな変わったビール達を家で堪能することができます。ちなみに、この日の“柑橘キャラメルヴァイツェン”、“Třeskuté”は、樽でしかリリースが無いそうなので、Night Owl で買わないと家飲みができないそうです。というのも、Barなどでは、蓋ができる容器でお酒を売ることは法律で禁じられているそうでして、さらに、酒屋さんでビールサーバーを設置しているお店は、おそらくNight Owlだけだそうです。
ビールを試飲した後、商品のラインナップをお伺いすると、日本酒、ワイン、シェリーなど、ビールの他にも魅力的な商品がランイアップされてます。実は、シェリーも大好きなウルケル、試飲せざる得ません。で、オレンジワインやシェリーをいただきました。
まずは、シェリー、スペインのワイナリ、Sauci Winery “S’ Naranja”、ペドロヒメネスの甘みが効いてます。でも、(ボトルの外観がイメージしているように)オレンジが使われているため、スッキリな飲み口が美味しです。
そして、どぶろく的オレンジワイン、同じくスペインのワイナリESENCIA RURAL “Pampaneo Airen Ecologico” 渋みと酸味が独特な味わいでした。
さて試飲が終わると、こちらのお店は、ここからが本番。そう、購入するものを選ぶことができます。ビール以外にも、シェリーやワイン、はたまた、日本酒など、美味しそうなものが沢山有って、目移りしてしまいます。ちなみに、残念だったのですが、前日までは、BREW DOG “Paradox Islay”がon tap だったそうです。これは、凄く残念でした。。。
ということで、色々と迷った結果、この日は、Novopacke “Třeskuté”とZeffer Cider Co. “Crisp Apple Cider”を購入して帰りました。
いやー、本当に楽しいお店でした。恵比寿方面に行ったら、必ず寄りたいお店が増えてしまいました。
ウルケル田中