ポートランドの大人気ブルワリーの定番IPA。このブルワリーは、美味しいビールを醸造するのは当然として、ラベルが凄く素敵なことでも有名です。このIPAのラベルは、控えめですが、シンプルでカッコ良いです。
外観は、オレンジが入ったゴールデン。濁りが少し有ります。ヘッドは、あまり立たず、泡は、キメ細かいです。西海岸のビールらしい、クリーンで綺麗な外観です。
香りは、シトラスの香りが支配的な通常の西海岸系IPAらしくなく、ドライホップ系の松ヤニや干ぐさ草などの香りが支配的です。いずれにしても、ホップのアロマが強力です。さらに、モルト系の甘みを思わせるキャラメルの香りも感じ取れます。
飲んでみると、ボディ全体のイメージは、ドライですが、少し隠れ気味にモルティ感もあります。このモルティさによるものと思われる少し分厚めのボディが味わえます。飲む前に、このボディ感を外観のクリーンさからイメージするのは難しいかも。
ホップヘッドに重要なビタネスですが
シッカリ味わえます。ホップの香りのわりには、ビタネスが控えめに感じるかも?でも、ホップヘッド納得のビタネスは、十分にあると思います。シッカリと苦いにも関わらず、アフターのビタネスは、意外にもスッキリとしてます。ビタネスは、グレープフルーツのピールを思われる感じです。ビールが喉を通るときに、松ヤニ的香りが鼻を抜けるのが、これまた心地よいです。後口に、スパイシーさも感じます。
ビタネスがシッカリしてて、少しモルティで7.3%の高アルコールなのに、飲み口はライトなビール。何とも不思議な味わいです。いわゆる、ハイドリンカビリティなIPAです。
IPAなんだけと、控えめに特徴を主張するところにプロフェッショナルを感じずにはいられないかも?とにかく、美味しいIPAです。
ビタネス:3.5
モルティ:3.5
ドライ:3.0
酸味:2.0
スパイシー:3.0
炭酸:3.0
盛土麦子