日本では聞いたことも無いブルワリーでも、美味しいダブルIPAでした。このブルワリーのビール、日本で買えると嬉しいかも。。。
外観は、オレンジ、黄色が入ったゴールデン。ヘッドは少々立つ程度。泡はキメ細かいです。少々濁りがあります。この濁り方が何となくカリフォルニアっぽく無いのですが、カリフォルニアのブルワリーのビールです。
香りは、ホップのアロマがかなり複雑で、グレープフルーツをメインとするシトラス系の香り、パイナップルっぽい香りが感じ取れ、松やにや、干し草っぽい香りも良い感じです。そして、モルト由来と思われるハチミツらしい香りが凄く良い香りです。
飲んでみると、結構モルティ。甘めで重めのボディに、シッカリとしいてガツリとしたビタネスが組み合わさります。ビタネスはグレープフルーツのピールを思わせる味わいです。西海岸系のIPAをモルティにしたら美味しくなってしまったようなビールです。複雑な香味が楽しめます。ビタネスは結構強力なのですが、モルティなボディとの相性なのか、後口は、ビタネス、甘さともに凄くスッキリです。鼻に抜ける香りがアルコール特有の感じで、9.5%という高アルコール度数を思い出させます。しかしながら、この感覚以外では、意外にも高アルコール度数を感じさせる部分が無いので、もの凄く飲みやすいです。
最初の飲み始めは、凄く美味しくてゴクゴク飲んでしまいましたが、缶のアルコール度数表示を見て、急に酔いがまわってきました。ドリンカビリティが高すぎてビックリなビールです。美味しいけど、飲みすぎてしまいます。典型的な危ないビールです。ちなみに、IBU:65とのこと。
ビタネス:4.0
モルティ:3.5
ドライ:2.0
酸味:2.0
スパイシー:3.0
炭酸:3.0
盛土麦子