ベルギースタイルにコーヒーを合せたビールって初めて飲んだかも。美味しいですよ。地元のフィルズコーヒーの豆をつかっているそうです。缶のラベルもコーヒー色です。
外観は、アンバーが少し入ったゴールデン。アンバーはコーヒーの色に基づく色に見えます。外観からして、コーヒーを使っているビールであることが分かる気がします。また、透明で綺麗。ヘッドは、ほぼ立たず、泡は、ほぼなく、グラスの縁に少々つく程度です。
香りは、第一印象でコーヒーの香り、そして、モルトの甘い香り。コーヒーの香りとモルトの甘い香りとが合わさることによって、イメージ的にはカフェラテを思わせる印象です。
飲んでみると、ボディーはモルティでケッコウ厚め。モルティなボディーによって甘味をかなり感じます。また、香りでコーヒーが感じられるのと同様に、味でもコーヒーをしっかりと感じます。モルティの甘みとコーヒーの甘味とが合わさってすごくおいしい味となっています。アルコール度数は8.0%でありますが、アルコール度数を感じさせるほどの分厚いボディーではないので、すごく飲みやすいです。スパイシーさも感じ、このスパイシー感が後口をすっきりにしてくれます。このスパイシーさと甘さとコーヒーの味とが組み合わせることによるクセになる味が、美味しさを増幅してくれます。
わずかに酸味を感じます。コーヒーによる酸味かもしれないけども、コーヒーと酸味が合わせることによって、最近流行の焙煎が浅いサードウェーブコーヒーも何となくイメージできます。時代の最先端を思わせるビールですね。
このビールがシーズンビールであるのはものすごくもったいなく感じます。すごくおいしいビールです。通常版の、コーヒーが入っていないBelgian Bumpも試してみたいです。
ビタネス:1.5
モルティ:3.5
ドライ:2.5
酸味 :2.5
スパイシー:3.5
炭酸:3.0
盛土麦子