このビールを飲んだ、ほとんどの人が飲み比べを試したと思います。私も、ハバネロとともに、“1t IPA”と一緒にいただきました。“1t IPA”にハバネロを加えたビール、なかなか個性的な味です。
1t IPA
1t IPA Habanero
外観は、両方とも、ほぼ同じです。透明で綺麗なアンバー。ヘッドは、ほぼ立たずで、泡は、きめ細かいです。
香りは、元は同じビールの2つですが、全然違います。
1t、シトラス系の香りで、主にグレープフルーツのピールを思わせる香り。志賀高原ビールらしいホップの香り。松やに、干し草っぽい香りも感じ取れます。キャラメルを思わせるモルトによる甘い香りも感じ取れます。
ハバネロ、凄くフルーティな香りで、酸味を思わせる香りです。ホップの香りは、あまり感じられず、ハバネロの香りがバッチリです。
飲んでみると、味も全然違う2つのビール。
1t、モルティでしっかりなボディにガッツリとしたビタネス。アルコール度数9.5%は、納得のボディ感です。
ハバネロ、1口目では、1tほどの重たいボディを感じさせない。1口目から、喉の奥にピリピリとハバネロを感じさせます。辛味を感じるが、酸味も結構強め。酸味が効いているからか、飲み口が、想像以上に爽やかでスッキリ。2口目からは、重ためのボディを感じ取れます。モルティな甘みを感じた後に、後追いで辛さがやってきます。辛さが強烈だからか、ビタネスが意外なほど感じ取れません。同じビールの1t IPAでは、ビタネスを感じ取れたのですが。。。人間の感覚って、凄くブレがありますね。香りではハバネロが強いわりには、辛さは強烈では無いですが、ピリピリとした刺激が印象的です。ホップによるフルーティな香りとは異なるフルーティな香りがハバネロによって味わえます。
レッドチリを使ったビールは、飲んだことあるけど、このビールは、辛さだけでなく、香りもカナリ刺激的に主張してきます。レッドチリを使ったビールは、数多あると思いますが、このビールのフルーティな香りは、中々のオリジナリティです。
1t IPA
ビタネス:4
モルティ:4
ドライ:2
酸味:2
スパイシー:2.5
炭酸:2.5
1t IPA Habanero
ビタネス:3
モルティ:4
ドライ:2
酸味:3
スパイシー:4.5
炭酸:2.5
盛土麦子