Tiny Rebel Brewing Co (タイニー・レベル・ブリューイング・カンパニー) “Dutty Vermont Session IPA (ダッティー・ヴァーモント・セッションIPA)”

素晴らしく美味しいビールです。ウエストコーストっぽいヘイジーよりも、いわゆるニューイングランドやヴァーモントっぽいヘイジーが飲みたい人には、マストなビールだと思います。本当に美味しいです。




 

外観は、ガッツリな濁り、淡いゴールデンというか、霞がかかった黄色。グラスに注いだビールの上面と底面はオレンジっぽい色も見えます。ゴールデンとオレンジの色のコントラストが美しいです。ヘッドは、シッカリと立ちます。泡はキメ細かくて綺麗です。ちなみにですが、グラスの2杯目として、缶の残りを最後まで注ぐと、ビールの色が淡い緑色を含みます。ホップを、どれだけ入れているんだろうと思ってしまう。ビールが緑色って。。。

香りは、グレープフルーツをメインとして、シトラス系の香りが支配的です。松やに、干し草的な香りも感じられます。とにかく、ホップ系の香りが強烈なキャラクターを醸し出します。モルト由来なのか、甘さを思わせるような香りも、ハチミツっぽい香りかな。感覚的には、まぁまぁ、細かいことは言わずに、ホップの香りを楽しめ!といった感じです。

飲んでみると、モルティなボディにシッカリした甘みを感じます。ビールが喉に流れ込んだ後には、口の中にビタネスが味わえ、ビタネスのアフターも長いです。甘さの後に、ビタネスが味わえて、複雑な味です。鼻に抜けるシトラス系や干し草的なホップの香りも、ものすごいです。また、ホップが強烈なので、なんとなくスパイス感も味わえます。口当たりは、外観から想像されるように、スムーズです。ガスは、しっかりとしたヘッドの割には控えめです。

タイニー・レベル、さずがです。本当に美味しいです!!少々高額だけど、ホップ好きには納得できると思います。また、2018年現在日本で入手し易いヘイジーIPAは苦みが強いものが多いので、甘さに特徴を持たせたヘイジーIPAは貴重かも。

ビールの名前に”Vermont”と付けているように、オリジナルのニューイングランドスタイルに近いと思います(Vermontはニューイングランド地方に含まれている一つの州です)。いわゆる、ジューシーなIPAってヤツですね。

ちなみにですが、この写真のものは2本目の缶でした。1本目は、開栓する前に缶の上下をヒックリ返すのを忘れて飲んでしまいました。すると、摩訶不思議ですが、苦みが強いんです(2杯目は、甘さを感じたのですが)。自分的ルールですが、ヘイジーIPAを飲むときは、まずは、缶の上下を逆さまにヒックリ返してから開けないとダメと、思っています。ジュージーで甘いヘイジーが好きな人は、騙されたと思って儀式にしてみてはどうですか?2本目の缶は、儀式により、1杯目から甘さを楽しめました。

ビタネス:3.5
モルティ:3.5
ドライ:1.5
酸味:1.5
スパイシー:3.5
炭酸:2.5

盛土麦子


Tiny Rebel Brewing Co (タイニー・レベル・ブリューイング・カンパニー) “Dutty Vermont Session IPA (ダッティー・ヴァーモント・セッションIPA)”

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