志賀高原ビールのベルギービールインスパイアのラインである山伏の新しい製品です。バッチ番号#00001が刻印されていたりと、価格に似合う風貌も良い感じです。限定1072本の発売だそうですが、2年以上もの長期間寝かせた樽熟成版は、今後、レギュラー商品となるようです。樽を置いとく場所の確保だけでも心配してしまいます。どれだけ敷地が広いのでしょうか?気になります。是非、訪問してみたいな。
外観は、志賀高原ビールにしては濁りが強いです。流行りのヘイジーな見た目。ヘッドは立たずで、泡はキメ細かいです。
香りは、第1印象は木の樽の香りです。酸味を感じさせる香りで、何となくベリー系に感じました。少し甘い香りも、感覚ではハチミツかな。そして、控えめで、僅かではありますが、ベルギー系ビールっぽいバナナ香が少々感じ取れます。
飲んでみると、アルコール度数7.5%の割には、ドライ目なボディが感じられます。スルっとしていて飲みやすいです。そして、ベリーを思わせる酸味が印象的です。ビールを口に含んだときの樽の香り、そして、ビールが喉を流れるときの樽の香りがインパクト抜群です。ビタネスとは無縁のビールです。
志賀高原ビールは、食中酒を提供することをコンセプトしているそうですが、私的には、志賀高原ビールの中で、このビールが最も食中酒に適したビールなのではないかと感じました。なんとなく、ワインを思わせる飲みもの。できたら、このビールに合わせて献立を考えたくなります。
アルコール度数7.5%なのですが、重たい感じがしないので、本当にスルスルと飲めてしまいます。もの凄く美味しいビールなだけに、ドンドン飲めてしまう危ないビールですね。
日本のブリュワリーが、このレベルのビールをレギュラーでリリースしてくれるのは本当に嬉しいです。突然のお客さんにも対応できるように、家に常備したいビールですね。本当に美味しいビールです。今から、同時にリリースされたredを飲むのが楽しみです。
ビタネス:1.0
モルティ:2.0
ドライ:3.5
酸味:3.5
スパイシー:2.0
炭酸:2.0
盛土麦子