カリフォルニアのブリュワリー。始めて飲んだ。以前、サンフランシスコに行ったときには、出会わなかったんだと思う。始めて聞く名前のブリュワリー。あまり期待していなかったのだが、凄く美味しい。アメリカの底力凄いな。やはり、レベルが高い。ビールのお値段も高いけど。
外観は、濁りがかなり強い。いわゆる、霞がかった黄色いヤツ。ヘッドなし。泡は、当然キメ細かい。
香りは、オレンジが第1印象、どことなく、ヨーグルトを思わせる香りだ。ザックリと表現すると、オレンジ入りヨーグルトの香り。干し草や、松やに的香りはあまりしない。
飲んでみると、甘めで、凄くドッシリとしたボディ。物凄くジューシー。分かりやすく、ニューイングランドだ。でも、苦みもナカナカな個性で、強烈だ。最初の一口目は、甘いのでジュース的にグビグビと飲んでしまうが、後口が強烈に苦い。ビールが喉に流れると、口の中の味覚が、甘さから苦さに急激に変化する。山あり谷ありの人生が好きな人には、ピッタリなビールだ。ロックスターの人生を疑似体験できる的な(なんのコッチャ)!?
IBUは45でそんなに高くないが、甘さが強いからか、苦み引き立つ。やはり、人間の感覚というヤツは曖昧だ。
アフターのビタネスが兎に角長い。二口目のビールを飲むときも口の中が苦い。二口目には、苦さ、甘さ以外にも、スパイシーさも味わえる。鼻に抜ける香りは、干し草や、松やにの香りも少し感じられるが、やはり、オレンジ入りヨーグルトの香りが支配的だ。マウスフィールは超重めで、Hazyらしい口当たりだ。
苦みだけではなく、色々な味が欲しいときに最適なビールだ。アルコール度数は6.0%と少し高いけど、美味しいので、酔っぱらう前にグラスを空にすると思うな。当たりのHazyで良かった。
ビタネス:3.5
モルティ:3.5
ドライ:2.0
酸味:1.5
スパイシー:3.5
炭酸:2.0