ヒューガルデンホワイトの創業者セリス氏がアメリカテキサスで創業し、その後、ミラー社の参加になった後、閉鎖されたブリュワリーを、閉鎖から17年後に、氏の娘さんとお孫さんが2017年に復活させたブリュワリーの看板メニュー。
外観は、濁りが強くって、霞がかった黄色。今風な感じでいえばヘイジー。古典的な感じであれば、ホワイト。ヘッドは立たずで、泡はキメ細かい。
香りは、オレンジの香り。微かにクローブの香りも。
飲んでみると、少々モルティなボディに、甘めな味わい。そして、オレンジの香味も感じられる。オレンジの風味と甘さとの相性が抜群だ。微かに、酸味が感じられ、後口には、超控えめなビタネスも。甘さが強く感じられるが、ガスがシッカリとしているからか、後口は意外なほどスッキリで爽やかだ。オレンジの香味は、後口の爽やかさにも貢献しているはず。コリアンダーによる影響だろうか、舌に少しピリリとした刺激が感じられ、スパイシーさも味わえる。飲んでいるときのマウスフィールは、どちらかというと重めで、飲み応え抜群なのだが、後口がスッキリなので、このバランスが心地よい。今や、伝説となっていたオリジナルは飲んだことがないが、復刻版のビールは、間違いなく美味しいビールだ。兎に角、美味しい。
アルコール度数は5%と普通のビール程度だが、アルコールを感じさせないほど、爽やかなビール。スルスルと飲めてしまう。
ビタネス:1.5
モルティ:3.5
ドライ:2.0
酸味:3.5
スパイシー:3.5
炭酸:3.5
ウルケル田中