2019年も飲みました。といっても、大分遅れてからのブログなので今更感が多分にあるが。。。
“ゆるブルWheat”が小麦なヘイジーになってから、すっかり定番化した感がある“ゆるブルWheat 2019”。2016年までは、ヘイジーではなく、小麦な濁りだったが、近年はヘイジーなウイートがリリースされている。今後も、時代の流れと、ブリュワーさんの信念とに基づいて変化しつづける宿命のビールなんだろう。
外観は、シッカリと濁っていて、ブラウン感があるゴールデン。ヘッドは少々立つ程度で、泡はキメ細かい。
香りは、グレープフルーツをメインとする柑橘系の香り。干し草や、松やにといったフレッシュなホップの香りもしっかりと効いている。どことなく、キャラメルを思わせる甘い香りも。
飲んでみると、第一印象はドライなボディ。外観は濃厚そうだけど、その見た目に反する軽やかな舌触り。そして、ビタネスがピリリと効いている。後口でも、しっかりとビタネスが味わえる。ビールが喉に流れてときに、グレープフルーツ、干し草、松やにを思わせる香りが、混然一体となって鼻孔を刺激する。どことなく、スパイシー感も有って、夏らしさを演出してくれる。小麦のビールだけど、酸味感は主張してこない。
アルコール度数5%と、ちゃんと、ビールらしいアルコール度数の数値なのだが、軽やかな飲み応えで、アルコール感を感じさせずにスルスルと飲めてしまう。ライトだけど、ビタネスや香りなどの特徴がバッチリ楽しめるので、肌が小麦色になった夏のシーズンに太陽の下で飲みたい小麦のビールだ。間違いなく、美味しいビールだ。
ビタネス: 4.0
モルティ:3.5
ドライ:2.5
酸味:1.0
スパイシー:3.5
炭酸:3.0
ウルケル田中