日本で知られているポートランドのブリュワリーでは最古参の部類に入ると思われるブリュワリーだ。でも、ニューイングランドスタイルに果敢に挑戦するあたりがクラフトマンシップを感じずにはいられない。
外観は、濁りのあるゴールデン。強烈な濁りではないけど、製造されてから少々時間が経過してから開けてしまったので、本来の外観では無いかもしれない。ヘッドは少々で、泡はキメ細かい。
香りは、少し柑橘の香り。柑橘は、オレンジ、グレープフルーツを感じさせる。そして、干し草や、松やにの香りもして、ホップの香りが満載だ。そして、甘いハチミツのような香りも感じられる。
飲んでみると、厚めのボディにピリリと効いたビタネス。ビタネスの後に、モルティな甘さが感じられる。そして、スパイシーな味わいも感じられる。後口には、甘さとビタネスが共存する。アフターは、甘さとビタネス共に長くなくスルっと消えていく。アルコール度数6.5%を感じられる納得の重めのボディ感が思慮深い味わいを提供してくれる。IBUは54だが、数値で表されるほどのビタネスではなく、甘さもあるからか、程よいビタネスだ。
ビタネス: 3.5
モルティ:2.0
ドライ:3.5
酸味:2.0
スパイシー:3.5
炭酸:3.0
ウルケル田中