志賀高原ビール史上、最も低アルコールなビール。アルコール度数は3.5%と低い。ドライだけど、ガツンとくるビールを良く醸造する志賀高原ビールが打ち出す、新機軸なビール。それが、Smolだ。これから、寒くなるシーズンには、物足りなさを感じるかもしれないが、暑い日には、一日中飲んでらいられるビール。
外観は、少し濁りのある黄色よりのゴールデン。ヘッドは立たずで、泡はキメ細かい。
香りは、干し草や松やにの香りをメインとして、エステルの香りも感じられる。華やかな香りだ。グレープフルーツを思わせる柑橘の香りと、キャラメルっぽい甘さを感じさせる香りとが控えめながらも印象的だ。
飲んでみると、ドライで超ライトな感じだ。そして、ピシャリと小気味よいビタネス。モルト感は全くない。ビールが流れるときに鼻に抜ける干し草や松やにの香りも程よい。後口では、ビタネスが口の中に少し残る。
正直、アルコールが入っているのかと疑いたくなるほど、アルコールを感じない。アルコール度数3.5%は伊達じゃない。美味しいけど、パンチが足りなく感じてしまう。お酒が強くなく、一度に飲める酒量が限られている自分にとって、バーで飲む際に、IPAと同じ金額を、このビールに支払うか?と問われると、間違いなくIPAを選んでしまうだろう。バーではなく、家飲みや、仲間内で飲むときに選びやすいビールだ。
ビタネス: 3.0
モルティ:3.5
ドライ:2.0
酸味:1.5
スパイシー:1.5
炭酸:2.5
ウルケル田中