京都醸造(Kyoto Brewing) “五次の隔たり(FIVE DEGREES OF SEPARATION:5、それは不思議なナンバー)”

2019年訪問したときの良い思い出は、2020年になっても消え失せていない。コロナという天地をひっくり返したような出来事がなければ、是非再度訪れたいのだが。。。。今のところ、それを受け入れる準備は、自分にも、京都にも、そして、世間にも持ち合わせていない。

コロナ前から、樽をメインとする彼らのビールを楽しむことは、田舎暮らしの私には、ほぼ不可能であった。しかしながら、コロナが良い影響を私に与えてくれた。あの京都醸造が、瓶ビールの販売に軸足を取ったのだ(取らざる得なかったのかも知れないが。。。)そんな中、醸造開始5周年のビールというレアなビールを瓶をで手に入れいることができた。

このビールは、5周年ビールでレアというだけでなく、コーヒーとカカオニブを使った超ユニークなビールで孤高な存在だ。コロナがなければ、間違いなく、各ビアフェスで大きな注目を浴びたビールだったであろう。というのも、材料が変っているだけでなく、滅茶苦茶美味しいビールなのだ。




外観は、ブラウンが強めのオレンジ。透明で綺麗、泡はきめ細かくて、ヘッドは、ほぼ無し。

香りは、キャラメルを思わせる甘い香りが印象的で、コーヒーの香りも。そして、控えめにオレンジの香りも少々。焙煎的香りと、スパイシーな香りが後発で感じられる。

飲んでみると、モルティで甘みが強い、図太いボディなのだが、アルコール度数9%を感じさせない、飲み易いビール。ドリンかビリティが超高いビール。ビールが喉を流れた後に、鼻に抜けるコーヒーの香りが印象的。後口でも、甘味とコーヒーのコンビネーションが程良い。そして、チョコレートらしい香りが口の中に残って心地よい。美味しい。不思議な感覚を与えてくれるビールで、飲み続けると、コーヒーとチョコの香味が優勢になってくる。ガスは余り感じられない。

アルコール度数9%で、モルティな味わいだが、トロリとし感じは無く、スルスルと飲めてしまう。感覚的には、イギリスのストロングエールに隠し球的にコーヒーとカカオを上手に組み合わせたようなビールで、様々な味と香りが感じられる楽しいビールだ。

ビタネス: 1.5
モルティ:4.0
ドライ:3.0
酸味:1.5
スパイシー:1.5
炭酸:2.0

ウルケル田中



京都醸造(Kyoto Brewing) “五次の隔たり(FIVE DEGREES OF SEPARATION:5、それは不思議なナンバー)”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください