最初の印象は、何故、2020年にこれ?という感じ。でも、その尖って、ヒネくれている感じは嫌いじゃない。ヨーロッパビールも好きな人間にとっては、このような屁のツッパリをされると、応援したくてしたかない。
外観は、琥珀ががかったブラウン。ヘッドは少々で、泡はきめ細かい。
香りは、エステル香に、キャラメル、ハチミツの香り。
飲んでみると、モルティで甘味を感じるボデイに、ビタネスが控えめ。酸味か微かに感じられ、胡椒的なスパイシーな味わいもグっとくる。美味しい。アルコール度数は6%で意外にシッカリ目。
イギリスを一手に背負って威厳を保っているホップであるイースト・ケント・ゴールディングだけを使ったエール。シンプルなことをすると、逆に実験的に感じてしまう複雑怪奇になってきたクラフトビール界に、一石を投じるエポックメイキングさも感じてしまう2020年ではユニークなビール。
ビタネス: 3.5
モルティ: 3.5
ドライ:2.0
酸味:2.5
スパイシー:2.5
炭酸:2.0
ウルケル田中